MAURA FIELD PROJECT

第1回フィールドワークプロジェクト レポート

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フィールドワーク

プロジェクト

「多層性の景観から見えてくるもの」

このフィールドワークプロジェクト では、この真浦フィールドを実際に体感して多角的な発見をしていくことが目的である。

3月13日・14日にかけて、第1回フィールドワークを行なった。

参加者は、かなり幅広いプロフェッションだった。

・管理栄養士

・脚本家

・土木 / まちづくりに携わる方

・学生

・珠洲に現在住まわれている方 など

実際に歩いた後に、大きな地図を眺めながら、それぞれが感じたことを共有した。

この中で、様々な角度からのキーワードが出てきたが、最初に「多層性」というキーワードについてレポートする。

真浦フィールドには、山、耕作放棄地、川、林、竹林、家屋の並び、湾、海といった要素が半径1km以内に詰まっている。地形が急斜面であることもあり、この要素が、一望できるポイントがいくつか存在する。暮らしの営みから生み出されたものだと、強く感じる風景だ。

また、スケールが小さくなると、各お家の暮らしの美学が詰まっていることを感じさせられる場面にも出会う。

風景と営みがより一層強く感じられるこのエリアへの向き合い方について、議論が生まれた。

現在の真浦集落をフィールドワークすることによって感じた、この「多層性の風景」から見えてくる「営み」は、これからの現代集落においてどういった営みの中で、どういった風景をつくっていくかという大事な視点をくれた。

次回は、「田舎の公共性」についてレポートします。

投稿者:吉田葵

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