MAURA FIELD PROJECT
木材の調達
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宿
プロジェクト
宿や交流の拠点をつくるのに、木材をどうするか?という課題が出てきた。
木材をただ買って、加工して使うのでなく、循環する持続可能な木材の使い方をしたい。
まず考えたのは、自分たちの荒れた森から必要な分だけ切り出し、使用するということ。
森の位置を今一度確認したが、、、かなり深い森で切り出したとしても運び出せないことが判明。断念した。
森から木を伐り出すとき、当たり前だが切り出した木を運搬する道が必要となる。道の木も切らないといけない。道に面していたり、木を運ぶルートがないと、木を伐り出すには莫大な時間と労力がかかる。
次に考えたのは、廃材利用。
普段から捨ててしまっている個所に光を当てて利用できないか?
知り合いの製材屋さん岸田木材さんに現場を見せていただき、いろいろなことが分かった。
木は丸い。でも、一般流通という人間が決めた規格によって、丸が四角になる
下の図のように、四角にするためには丸の4辺は捨てられる。バイオマスのチップなどに利用されるよう。高くて50円/kgというとっても安すぎる価格で…
これも廃材になる。。。
同じように木の皮も捨てるしかないものとなっている。ホームセンターや建築現場で見ている木の姿がいかに歪んだ、人間の自分勝手なものかがよくわかった。
これは木の皮、捨てるしかないよう、、、
現在、この廃材を利用できないか?と考えている。現在設計中なので、まだ詳細には言えないが、廃材を利用した新たな提案が現代集落から発信できると信じている。