限界集落を、長年培ってきた営みの知恵と最先端の技術を掛け合わし、安全で快適な循環する豊かな営みをする、という意味が込められています。

さて、現代集落の行きつく先はどんなところですか？と、よく質問を頂きます。どこに行ったらゴールですか？と。

私の中で、現代集落のゴールは『存在しません』。ずっと完成されることのない実験と試行錯誤の繰り返しです。そこに終わりは存在しません。工作のように、いろんなものを切ったり

しかし、一つの区切りはあると考えています。

現代集落で実験した営みがその時代のスタンダードになるときです。世界中で『安全で快適な循環する豊かな営み』が営まれ、現代集落がその時代の集落の当たり前になったとき、そのとき現代集落の“現代”はとれて、普通の“集落”になります。

未来は続くので実験は続きますが、“現代集落”が“集落”になったとき、そうなったときが現代集落の一つの区切りであり、役割を果たしたと思います。

もしかしたらその未来は、今現在の2021年時点での「都市に住んだほうがいいよね」、という雰囲気から、「集落に住んだほうがいいよね」、という雰囲気に変わっているかもしれません。そうした未来にワクワクします。

まず、そこを目指して、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。