NEWS
AND
REPORT
NEWS
接続型オフグリッドモデルルーム完成報告!
\\ 接続型オフグリッドモデルルーム完成報告!//
昨年5月に能登半島緊急支援ETIC.休眠預金事業に採択され、
「珠洲市真浦集落の災害に強い集落化」を目指して、 7月からスタートしました。
2020年からお世話になっている真浦集落のみなさんに、少しでも恩返ししたい、役に立ちたい、そして誰もが魅力される里山里海の暮らしや景観を残したいと言う想いからです。
震災後から断水の真浦集落に、自給できる水の仕組みをと、山梨大学の協力を得てあと1歩というところで9月の豪雨災害。
断水どころか停電にもなり、集落に入る道も土砂に塞がれ再度孤立。被災状況は震災よりも酷い状態になりました。
これにより、震災後集落に戻った4世帯も避難し、集落に住む人は現在0世帯です(1月中旬に停電は解消、3月末時点でも断水中)。
そんな中でも、現代集落の拠点は被害が少なく、「まだ頑張りなさい」と言われているようでした。
そこで改めて全てのライフラインについて考え直すきっかけにもなり、東工大の先生による勉強会、東北視察などを重ね、フェーズフリーでも電気、水、熱がオフグリッドで使えるしくみ、「接続型オフグリッド=SATOYAMA GRID」を開発。
そのモデルルームを現代集落アジトに作る事に舵を切りました。
2024年11月〜12月末に株式会社ENNさんの采配により、第1期工事が完了。
復旧復興でどの工務店さんも人手が足りない中、請け負ってくださって本当に助かりました。
しかし、予算の関係もあり、2025年1月〜3月の第2期工事はDIYで行うことに。
北陸の冬は寒く、ドカ雪が降る事も多いです。
何度もDIY日程が変更になりつつも、計13日、参加人数46名、延べ83名の方にご協力いただき、ついに完成!
遠方からもお越し頂き、本当に感謝しております。ありがとうございました。
このモデルルームの特徴は、手触り感があり、女性や子どもにも分かりやすいこと。
電力を見える化したカードゲームなどで学びながら、平時から自然再生エネルギーを認識し、利用し、自ら管理していきます。
まずは、この集落で5〜10棟に広げ、ゆくゆくはこのモデルを他の集落にもお役に立てて行けたらと考えています。
このモデルルームのお披露目会は、4/26(土)•27(日)に行いますので、ぜひこの機会に触れてみてください。詳細はまた追ってお知らせします。
他にも、金沢大学の学生さん達による「真浦集落の二十四節気の歳時記」が完成。
ランドスケープデザイナーにより、里山里海の景観を残していくための調査報告書などが提出されました。
こちらも、お披露目会でご覧になれます。
真浦町の皆さんとも毎月の集会や、LINEでの情報共有を通して、結束力が強くなってきました。
嬉しいことに、真浦町に住みたいという20代のお孫さんも。
他地区の集落との連携も作れたり、関係人口も増え、少しずつ変化がおきはじめています。
一旦、私たちのETIC.休眠預金事業は本日で完了となりますが、現代集落は2月26日に「一般社団法人現代集落」を設立しました。
今後もこの事業を仲間と共に継続、広げて行く準備ができています。 引き続き、皆さんの応援•支援をいただけたら嬉しいです。
ETIC.をはじめ、この9ヶ月間関わっていただいた皆さま、本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします‼️